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第39号(平成30年7月10日発行)女優・上白石萌歌さん

2018/07/19

夏は映画とオープンキャンパスへ!
素敵な未来が切り拓けますように!

女優 上白石萌歌













 








 2011 年、第7 回「東宝シンデレラ」オーディションにおいて、当時史上最年少となる10歳でグランプリに選ばれてから、モデルとして、女優として、さまざまなフィールドで活躍している上白石萌歌さん。今夏には、声優初挑戦となるアニメーション映画『未来のミライ』の公開が控えるなど、今後の活躍がますます期待されています。
 現役の大学生でもある上白石さんを訪ね、これまでの進路ストーリーをおうかがいすると共に、高校生のみなさんへ応援メッセージをいただきました。

――「東宝シンデレラ」オーディションの応募のきっかけについて教えてください。
 最初は姉だけが受ける予定だったのですが、ふと気になって、応募要項の年齢制限のところを見てみたら、10歳から応募可能となっていたため、「姉が受けるなら私も受けてみよう」と思ったのがきっかけです。まさかそこから芸能界との接点ができ、いまの私につながっていくとは、当時はまったく思っていませんでした。

――グランプリを獲得した時のお気持ちはいかがでしたか?
 当時は10歳で、まだ小学5年生でしたので、正直なところ「訳が分からない」という気持ちが先行していましたね。
 私より先に姉の名前が審査員特別賞で呼ばれて、それでまずびっくりしていたのですが、そこに上乗せして私の名前がグランプリで呼ばれたものですから、本当に驚きました。

――小学校、中学校時代の思い出を教えてください。
 小・中学生の頃は、出身地である鹿児島県で過ごしていました。「東宝シンデレラ」オーディションのグランプリを獲得した小学5年生の頃からは、鹿児島と東京を行ったり来たりの生活で少し大変でした。しかし、環境が変わって新しい友人にも出会えましたので、それはそれで良かったなと思っています。
 そして中学2年生の時に、姉の高校進学と合わせて上京することになり、それからは東京の学校に通うことになりました。

――上京後の生活についてはいかがでしたか?
 勉強も仕事も、どちらも中途半端にしたくないという気持ちが強かったため、進学校に進むことにしました。当然のように、難しい定期試験があり、単位取得も大変でしたが、その環境を選んで正解だったなと思えるくらい、勉強も仕事も頑張れたので、妥協しなくて良かったなと思っています。
 また、高校時代には親友と呼べるほど仲の良い友人を作ることができ、進路に迷った時は真剣に相談に乗ってもらったり、反対に相談を受けたりと、お互いに助け合っていました。

――現在は大学に通われているとうかがっています。大学ではどのような勉強をされていますか?
 大学では文系の学部に所属していて、いまの仕事に直結するような芸術理論の勉強をはじめ、語学や社会学など、興味のある講義を受けています。高校生の頃から政治経済や倫理などの社会科の科目が好きだったこともあって、文系学部を選びました。
 1年生ということもあり、出席できる時はなるべく授業に出て、勉学も頑張っています。

――7月20日公開のアニメーション映画『未来のミライ』では主役のくんちゃんを演じられています。演じてみての感想をお聞かせください。
 実は、私はずっと前から細田守監督の大ファンで、最新作が公開されるたびに劇場に足を運んでいました。「バケモノの子」展が渋谷で開催された時も当然のように見に行くくらい好きでしたので、監督の作品世界に携われたことがとても嬉しかったです。
 また、4歳の男の子を演じるということは、自分の中でも非常に大きな挑戦でしたので、演技の幅がより一層広がったと思っています。

――高校生にとって、この映画の見所はどのあたりにありますか?
 公開日がちょうど夏休みの初日くらいということもありますが、夏が始まるという実感みたいなものをすごく感じさせてくれる映画だと思います。
 特に高校生のみなさんにとっては、自分は一体何者であるのかという、いわゆる「アイデンティティ」を自分の中から探そうとするくんちゃんの姿には、きっと共感できる部分があると思います。ぜひ、この映画を観てもらって、家族のつながりを再確認したり、自分の過去を振り返ってみたりして欲しいなと思います。

――進路選択を控えた高校生へメッセージをお願いします。
 興味のある学校を見つけて、積極的にオープンキャンパスに参加をしてみてください。学校の雰囲気や施設・設備、学食、さらには通いやすさなどもチェックしてみると良いと思います。
 私は、「さらに勉強をしてみたい」と思い、大学に進学を決めました。
 人によっては希望の進路が見つからないと悩んでいる高校生もいるかもしれませんね。そんな時は、自分の好きなことや興味を感じることなど、身近なところにあるものをていねいに見ていくことで、希望の進路につなげられるかもしれません。
 最近、大学生になったばかりの私がアドバイスをするのも恐縮ですが、焦らずに適切と思える選択を続けていけば、きっと素敵な未来が切り拓けると思います。


かみしらいし・もか●
2000年2月28日生まれ、鹿児島県出身。11年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションにおいて当時史上最年少となる10 歳でグランプリに選ばれる。12年にはTVドラマ『分身』で女優デビュー。主な映画出演作品に『脳漿炸裂ガール』(15)、『金メダル男』(16)、『ハルチカ』(17)、『羊と鋼の森』(18)などがある。また、声優としての初主演作となるアニメーション映画『未来のミライ』の公開が7月20日に控えており、女優としてこれからの活躍が最も期待される一人。


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