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第43号(令和元年7月10日発行)醍醐 虎汰朗さん、森 七菜さん

2019/07/19

一度きりの人生、自分のやりたいことを貫いて! 醍醐 虎汰朗さん
目標を見つけて、何事も一つひとつ大切に取り組んで! 森 七菜さん
































 爆発的な大ヒットを記録した映画「君の名は。」から約3年、新海誠監督の待望の最新作「天気の子」が7月19日より全国で公開となります。
 2000人を超えるオーディションの中から選ばれた、主人公・森嶋帆高役の醍醐虎汰朗さんとヒロイン・天野陽菜役の森七菜さんに、これまでの人生ストーリーをおうかがいすると共に、高校生のみなさんへ応援メッセージをいただきました。

――お二人のこれまでの人生について教えてください。
醍醐 東京都で生まれ育ち、幼少期は公園で鬼ごっこやドロケイをするなど、活発な少年だったと思います。また、幼稚園の年長からはサッカーを始めて、中学校3年生の時まで続けて頑張っていました。

森 小学校3年生までは大阪に住んでいました。友人に幼少期のことを聞くと、かなりやんちゃな女の子だったようで、よく男の子と柔道対決のようなことをして遊んでいたみたいです(笑)。その後、大分県に引っ越しをすることになりました。

――芸能界に入られたきっかけを聞かせてください。
醍醐 部活を引退した中学校3年生の時に、仲の良かった友人から「芸能界やってみれば?」と冗談交じりで言われたことがきっかけです。当時は「芸能人になればモテるだろうな」と単純に思っていましたので、「よし、入ろう!」と思い、すぐに履歴書を送付しました(笑)。その結果、いまの芸能事務所に入所することができましたので、その時の友人の言葉が人生を大きく変えてくれたと思っています。

森 中学校3年生だった夏休みに家族と一緒に食事に出かけていたところ、大分県内の飲食店でスカウトされました。「写真を撮っても良いですか?」と声をかけられ、少し怪しいなと思いながらも母が一緒だったので対応を任せていたところ、気がついたら芸能界に入っていました(笑)。

――仕事をする上で大切にしていることはありますか?
醍醐 仕事をする以上、プロとして真摯に取り組むことを意識しています。学生であれば仮に学校を休んでしまったとしても自己責任で済むかもしれませんが、仕事はそうはいきません。関係するたくさんの人たちに迷惑をかけてしまいますので、自覚を持って仕事に取り組むようにしています。

森 挨拶や人を思いやる気持ちなどを大切にして仕事に臨んでいます。先日も前の現場でお世話になった方から別のお仕事の話をいただき、人とのつながりがとても大事だと改めて感じました。

――主演が決まった時の気持ちと現場での印象的なエピソードがあれば教えてください。
醍醐 実は仕事のことで事務所の人に叱咤激励をされた後に伝えられ、徐々に喜びが込み上げていった感じでした(笑)。
 また、僕と新海監督と森さんの3人のグループラインがあるのですが、収録が終わるたびに新海監督が「今日もすごく素敵でした。また明日も楽しみにしているね」と、毎回異なる優しい言葉をかけてくださるので、収録がとても楽しみでした。

森 私はマネージャーさんから合格したことを聞きました。最初は信じられなかったので、「本当ですか!?」と聞き返してしまいました。
 現場では新海監督から「僕の中で陽菜は七菜ちゃんだと思っているから」と言っていただき、その言葉のおかげで自然体で収録に臨むことができました。

――「天気の子」の見どころについて教えてください。
醍醐 みなさんの周りには友人や家族、恋人など、大切な人がきっといると思いますが、この映画はそういった人たちに対する接し方を改めて見つめ直せる素晴らしい作品になっています。ぜひ大切な人と一緒に観ていただければ嬉しく思います。

森 自分はこれからどう生きていくのか――ということについて考えさせられる映画になっています。ぜひ帆高と陽菜の二人が選ぶ物語を劇場で目撃してください。これから進路を決めようとしている高校生の方にピッタリな映画だと思います。

――進路を模索する高校生にメッセージをお願いします。
醍醐 進路を選択するにあたり、自分の信念と覚悟、熱意があれば周りも応援してくれると思います。一番大事なことは、「自分が何をしたいのか」。周りにどう思われようと、自分が進みたい道を選べば、後悔はしないはずです。自分のやりたいことに挑戦することが大事だと思いますね。まさに自分自身がそうでした。

森 私は高校生なので、周りの友人はちょうど進路を決める時期に差しかかっています。私の場合は芸能界で頑張るという目標ができたので、これからもこの道を歩いていこうと思っています。高校生のみなさんもぜひ目標を見つけて、何事も一つひとつ大切に取り組んでいけば、きっと素敵な未来が切り拓けると思います。お互い頑張りましょう!


だいご・こたろう●
2000年9月1日生まれ、東京都出身。15年より芸能活動を開始。17年にドラマ「兄に愛されすぎて困ってます」「先に生まれただけの僕」に出演。また、舞台「弱虫ペダル」では主演の小野田坂道役に抜擢される。19年には、映画「セブンティーンモータース」の公開や、秋には演劇「ハイキュー!!」(主演:日向翔陽役)の公演が控えている。

もり・なな●
2001年8月31日生まれ、大分県出身。16年に地元で家族と食事中にスカウトされ、芸能活動を開始。映画「心が叫びたがってるんだ。」やドラマ「先に生まれただけの僕」「3年A組―今から皆さんは、人質です―」など、話題作に多数出演。待機作には、映画「東京喰種 トーキョーグール【S】」「最初の晩餐」「地獄少女」、岩井俊二監督最新作「Last Letter」がある。



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