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連載 学歴分断社会の大学像
吉川徹(きっかわ とおる)
大阪大学准教授。専門は計量社会学。著書に『学歴分断社会』(筑摩書房)、『学歴と格差・不平等』(東大出版会)など
大阪大学准教授。専門は計量社会学。著書に『学歴分断社会』(筑摩書房)、『学歴と格差・不平等』(東大出版会)など
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私には小学生の子どもが二人いる。先のことはわからないが、二人とも大学に行ってほしいと願っている。大学を出ている私は、子どもには自分と同等以上の条件で社会生活の…
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学歴分断社会では、大卒層と高卒層の人生の交わりが少なく、互いに社会の半分だけしか視野に入らなくなりやすい。 この傾向は、進学校から底辺校までの高校の輪切り構造…
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大卒の人生にメリットが多いことは明らかなのに、進学しない高校生がなお半数近くもいる。これは学費の個人負担額がずば抜けて高い日本で、涙を呑んで進学を断念している…
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「学歴」と聞いたとき、世間では大学名や大学ランクを思い浮かべる人が多いようだ。だがこれらは「学校歴」と呼ばれているもので、研究者が扱う学歴の本質ではない。私も…
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大卒層の親たちの子が再び大学へ―。そういう大卒再生産家族が今日の大学進学の主流となりつつある。このことは、各大学の生き残り戦略を考える糸口にもなる。 デフレ不…
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今年度の大学生の就職活動は、企業の新規採用手控えから一段と厳しさを増している。そんな中、我が子の「就活」を様々なかたちで支援する保護者が増えているという。他方…
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吉川 徹(きっかわ・とおる)。大阪大学准教授。専門は、計量社会学。著書に『学歴分断社会』(筑摩書房)、『学歴と格差・不平等』(東大出版会)など 入学シーズンがや…