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連載 「大学」の条件
溝上慎一(みぞかみ しんいち)京都大学高等教育研究開発推進センター・准教授。京都大学博士(教育学)。 1970年福岡県生まれ。1996年大阪大学大学院人間科学研究科・博士前期課程・修了。同年4月京都大学高等教育教授システム開発センター・助手を経て、2003年より現職。主な著書に、『大学生の学び・入門 大学での勉強は役に立つ!』(有斐閣)、『心理学者、大学教育への挑戦』(ナカニシヤ出版)など多数。 http://smizok.net/
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連載の最後だから、2点実践的な問題を述べて結びとしたい。 知識は必要だと感じたときに学べばいい、と学生はよく言う。レベルの低い話である。これに…
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技能の獲得にとって学生のアクティブ・ラーニングが重要だ。しかし、それでこれまでできていた座学ができなくなるようでは教育の発展がない。アクティブ・ラーニングは自…
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「町は教科書だ」というキャッチフレーズのもと、学生たちが(地域の)町へ出かけて、そこで問題だと感じることをテーマ設定して課題探求する、いろいろ調べて最後にはま…
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そこまで大学での学習をうるさく言う必要があるのだろうか。近代工業社会から知識社会への移行、創造性の開発……。いろいろ言葉は飛び交っているが、大学でしっかり勉強…
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前号では、大学教育改革の主たる成果が学生の学習の質を指標として考えられるようになった近年の傾向を概説した。しかし、学習の「質」を表す次元は多様である。ここでは…
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いま大学教育改革は、かなりオーバーヒート気味にまい進している。1990年代にはいるまでの大学の授業は、一般的に言ってかなりひどいものであった。まずここに、改革…