トップページ > 「進路新聞」私の進路ストーリー > 第47号(令和2年7月5日発行)俳優・赤楚衛二さん、女優・福本莉子さん

前の記事 | 次の記事

第47号(令和2年7月5日発行)俳優・赤楚衛二さん、女優・福本莉子さん

2020/07/17

「何をするのが好きか」を考えることが進路を決める第一歩! 俳優・赤楚衛二さん
人生は一度きり! チャレンジしたことで人生が変わった! 女優・福本莉子さん


































 「第8回『東宝シンデレラ』オーディション」でグランプリを獲得した福本莉子さんと、「仮面ライダービルド」で幅広い世代から人気を集めた赤楚衛二さん。二人が出演する青春映画「思い、思われ、ふり、ふられ」が8月14日より全国で公開予定です。
 いま大注目の福本さんと赤楚さんを訪ね、芸能界に入った経緯や高校時代のお話をおうかがいすると共に、高校生のみなさんに応援メッセージをいただきました。

――芸能界入りのきっかけを教えてください。
赤楚 僕の家では、月に1回「家族で映画を見る日」が設けられていて、DVDを全員で見る習慣がありました。高校2年生くらいの時に「家族を幸せにしたい」と思い、家族を幸せにするにはどうしたら良いかを考えた結果、家族との共通の話題が映画だったことから、「映画に出よう!」と考えたのが役者になりたいと思った最初のきっかけです。その後、大学2年生の時に初めて役者のオーディションを受けて合格したことで、役者への道が拓けました。

福本 私は「第8回『東宝シンデレラ』オーディション」を受けて芸能界に入りました。幼なじみがオーディションを受けることを勧めてくれて、人生は一度きりだしチャレンジしてみたいと思い、挑戦しました。まさか自分がグランプリに選ばれるとは思っておらず、その時は嬉しさと「今後どうなってしまうのだろう」という不安の両方がありました。

――高校時代の思い出をお聞かせください。
福本 私が通っていた高校は行事に力を入れていて、体育祭は学年対抗でした。体育祭の中で「応援合戦」という種目があり、朝昼晩とスタンドで練習して、学年全員で「優勝」という一つの目標に向かっていく過程は、とても良い経験でした。

赤楚 最も思い出に残っているのは、高校2年生の時の修学旅行です。当時のクラスは、文化祭やサッカーの授業など、何でも本気で取り組むというような「全力で楽しむ」メンバーが集まっていました。その時のクラスメイトとは修学旅行でより一層仲が深まりました。信号が赤の時にクラウチングスタートの準備をして、青になったら「ヨーイドン! 」で一斉に走り出すなど、いま振り返るととても青春だったなと感じます。

――8月14日公開の映画「思い、思われ、ふり、ふられ」の見どころを教えてください。
福本 この作品は、いままでの少女漫画の実写とは少し違う印象があります。もちろん少女漫画らしい胸キュンな部分もありますが、まず「4人が主人公」というのが新鮮だと思いますし、「ヒロインが二人」というのもいままでにない形だと思います。10代ならではの「将来どうなるんだろう」という不安や悩みなどを抱えながらも、4人がそれぞれを思いやって、それでもすれ違って傷ついてしまうというのは、高校生のみなさんと重なる部分がたくさんあるのではないでしょうか。
 いまのみなさんと同じ高校生活が舞台ですので、公開後はぜひ観ていただければ嬉しく思います。

赤楚 いまは新型コロナウイルス感染症の影響で、なかなか人に会うことができないかもしれません。しかし、だからこそ人と会って想いを告げるというのは大切なんだということを、改めて感じさせてくれる作品に仕上がっています。
 素晴らしい青春ラブストーリーですので、ぜひたくさんの人たちに観ていただきたいと思います。

――今後の目標についてお聞かせください。
赤楚 たくさんの作品に出演して、役者としての幅を広げていきたいと思っています。また、自分のお芝居を観た人たちに何かしらの形で良い影響を与えることができるように、これからも頑張っていくつもりです。

福本 いろいろな作品に出演してさまざまな役を経験し、どのようなポジションでも役割を果たせるようになりたいと思っています。
 そして、周りの人たちに「この女優さん素敵だね」と思ってもらえるようになることがいまの目標です。

――進路を模索する全国の高校生のみなさんに向けてメッセージをお願いします。
赤楚 将来何をやりたいのか悩んだり、分からなかったりしている高校生のみなさんは決して少なくないと思います。そうした時は「自分は何をするのが好きか」ということを突き詰めて考えていくと、道が拓けるかもしれません。
 例えば、人と話すことが好きなのであれば、将来は営業の仕事や美容師などの職業が向いているかもしれませんよね。このように、自分の好きなことから考えていくと、将来の選択肢が見えてくると思います。

福本 私もつい最近まで高校生でしたので、読者のみなさんと同世代くらいですよね。特に高校3年生の時は周りの友人が受験勉強を頑張っている姿を近くで見ていました。受験は大変な部分もあると思いますが、それを乗り越えたらきっと楽しくて刺激的な生活が待っているのだと思います。高校生のみなさんには、「将来に向かって頑張って!」と、エールを送ります。


あかそ・えいじ●
愛知県出身。映画「ヒロイン失格」(15年)でデビュー。テレビ「わたし旦那をシェアしてた」(19年/YTV)、「ねぇ先生、知らないの?」(19年/MBS)など多くの作品に出演。17年には、若手俳優の登竜門と言われる仮面ライダーシリーズ「仮面ライダービルド」に出演、幅広い世代から人気を集めている。待機作に、映画「映像研には手を出すな!」など。
◆スタイリスト:檜垣健太郎/辻事務所 ◆ヘアメイク:廣瀬瑠美

ふくもと・りこ●
大阪府出身。2016年に開催された「第8回『東宝シンデレラ』オーディション」にて、グランプリ・集英社賞(セブンティーン賞)を受賞。以降、映画「センセイ君主」(18年)、「屍人荘の殺人」(19年)、テレビ「僕の初恋をキミに捧ぐ」(19年/EX)、「CHEAT チート ~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」(19年/YTV)、「パパがも一度恋をした」(20年/THK・CX系)、「大江戸グレートジャーニー~ザ・お伊勢参り~」(20年/WOWOW)などに出演。待機作に、映画「しあわせのマスカット」、「映像研には手を出すな!」など。
◆スタイリスト:武久真理江 ◆ヘアメイク:冨永朋子/アルール

[news]

前の記事 | 次の記事