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190号

2021/04/13

 桜吹雪の舞い込みと共に、“春うらら”という言葉が似合う季節となってきた。旧暦の4月を意味する「卯月」は、卯の花が咲く月を省略したものというのが定説だと聞く▼新型コロナ禍により、各地の「さくら祭り」は中止を余儀なくされたが、令和3年度もまた、めまぐるしく状況が変化する一年になるのではないかと、散りゆく桜を見上げながら実感した▼入学式や入社式シーズンを迎え、街頭や駅には真新しい制服やスーツに身を包んだ若者の姿が多く見られた。多数の大学、短期大学等において令和3年度入学式が挙行され、一部では令和2年度入学生を対象とする一年越しの入学式も併せて挙行されたという。華々しい学生生活を夢見ながら入学したにも関わらず、右も左も分からないまま入構制限措置が取られるなどの大きな混乱に見舞われてしまったが、入学式に参列して、自分が大学生・短期大学生になった手応えがつかめただろうか▼新型コロナウイルス感染症がもたらしたさまざまな環境の変化の中、再び始まった二年目の春。学生たちには他者とのコミュニケーションを図ることを大切にしつつ、勉学に励みながら有意義な学生生活を送って欲しいと切に願う。



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