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第54号(令和4年4月30日発行)俳優・福山翔大さん
2022/05/10
心配しなくて大丈夫! 勇気を出して
進路選択の第一歩を踏み出して欲しい!
俳優 福山翔大さん
人気ドラマや大ヒット映画に多数出演を果たし、いま大きな注目を集めている福山翔大さん。福山さんが出演する映画「ALIVEHOON アライブフーン」が6月10日より全国で公開予定です。
福山さんを訪ね、これまでの人生ストーリーをおうかがいすると共に、進路選択を控える高校生のみなさんに向けて応援メッセージを送っていただきました。
福山さんを訪ね、これまでの人生ストーリーをおうかがいすると共に、進路選択を控える高校生のみなさんに向けて応援メッセージを送っていただきました。
中学時代は剣道部で二段を取得 高校時代は映画を1200本観賞
私は福岡県で生まれ育ちました。父は映画が大好きな人で、週末にはよく映画館に連れて行ってもらっていました。幼少期から映画をたくさん観ていたことが思い出として残っています。また、身体を動かすことも大好きで、小学校1年生からは空手を習っていたほどです。
小学校5年生の時、仲の良かった友人が「翔大、この竹刀あげるよ」と、剣道の竹刀をプレゼントしてくれました。地元の中学校には空手部がなかったこともあり、竹刀をプレゼントしてくれた友人に誘われる形で地元の剣道道場に入門し、そのまま中学校進学後は剣道部に入部しました。自分なりに一生懸命練習に励み、副部長も務めました。そして最終的に二段を取得できたことは大きな自信になりました。
高校進学が近いこともあって、中学時代の後半頃からは、自分の将来について本格的に意識し始めました。自分の好きなことと言えば映画が最初に思い浮かびましたので、「俳優になって大好きな映画に出演してみたい」という気持ちが次第に強くなっていきました。そのため、高校は芸能コースのある地元の学校に進学することを決め、晴れて合格することができました。
高校の入学式に、「高校卒業後は東京に行って俳優になる! この3年間で人生を変えてやるぞ!!」と心中ひそかに誓い、校門で一礼をしてから足を踏み入れました。その日は入学式ということで、周りには新入生はもちろん保護者の方々も大勢いました。しかし、校門で立ち止まってお辞儀をする人はいませんでしたから、周りからは「変な人がいる」とでもいうような、白い目で見られたことをいまでも鮮明に覚えています(笑)。
高校に進学した当初は、俳優になるためにできることは何かを真剣に考えました。その結果、まずは役者の研究が必要だと考え、「高校3年間で映画を1200本観ること」を目標に掲げました。単純計算すると、一日1作品以上のペースでなければ達成できない高い目標です。もちろん、高校の授業が始まると、毎日コンスタントに観賞することは難しくなっていきましたので、休みの日にまとめて7作品を観るなどの工夫をしていました。
転機が訪れたのは高校2年生の時です。偶然映画のオーディションを見つけ、思い切って応募することにしました。その時に、現在お世話になっている事務所であるトライストーン・エンタテイメントの方とご縁ができ、芸能界への道が拓けました。仕事と高校生活を両立させる日々が始まりましたが、気がつけば1200本もの映画作品を鑑賞することができていました。そして卒業後は夢だった俳優業を本格的にスタートさせ、現在に至っています。
小学校5年生の時、仲の良かった友人が「翔大、この竹刀あげるよ」と、剣道の竹刀をプレゼントしてくれました。地元の中学校には空手部がなかったこともあり、竹刀をプレゼントしてくれた友人に誘われる形で地元の剣道道場に入門し、そのまま中学校進学後は剣道部に入部しました。自分なりに一生懸命練習に励み、副部長も務めました。そして最終的に二段を取得できたことは大きな自信になりました。
高校進学が近いこともあって、中学時代の後半頃からは、自分の将来について本格的に意識し始めました。自分の好きなことと言えば映画が最初に思い浮かびましたので、「俳優になって大好きな映画に出演してみたい」という気持ちが次第に強くなっていきました。そのため、高校は芸能コースのある地元の学校に進学することを決め、晴れて合格することができました。
高校の入学式に、「高校卒業後は東京に行って俳優になる! この3年間で人生を変えてやるぞ!!」と心中ひそかに誓い、校門で一礼をしてから足を踏み入れました。その日は入学式ということで、周りには新入生はもちろん保護者の方々も大勢いました。しかし、校門で立ち止まってお辞儀をする人はいませんでしたから、周りからは「変な人がいる」とでもいうような、白い目で見られたことをいまでも鮮明に覚えています(笑)。
高校に進学した当初は、俳優になるためにできることは何かを真剣に考えました。その結果、まずは役者の研究が必要だと考え、「高校3年間で映画を1200本観ること」を目標に掲げました。単純計算すると、一日1作品以上のペースでなければ達成できない高い目標です。もちろん、高校の授業が始まると、毎日コンスタントに観賞することは難しくなっていきましたので、休みの日にまとめて7作品を観るなどの工夫をしていました。
転機が訪れたのは高校2年生の時です。偶然映画のオーディションを見つけ、思い切って応募することにしました。その時に、現在お世話になっている事務所であるトライストーン・エンタテイメントの方とご縁ができ、芸能界への道が拓けました。仕事と高校生活を両立させる日々が始まりましたが、気がつけば1200本もの映画作品を鑑賞することができていました。そして卒業後は夢だった俳優業を本格的にスタートさせ、現在に至っています。
大迫力の本物のドリフト映画に出演 劇場の大きなスクリーンで観賞を!!
6月10日からは私が出演している映画「ALIVEHOON アライブフーン」が全国で公開されます。
この映画はeスポーツの日本一に輝いた天才ゲーマー・大羽紘一が、解散の危機に瀕するドリフトチームからのスカウトを受け、ドリフトレースの頂点を目指すというストーリーです。主人公の大羽紘一は俳優の野村周平さんが務め、私はそのライバルの柴崎快役で出演させていただきました。
映画の監修は、元レーシングドライバーで現役時代はドリフト走行を多用するドライビングスタイルから「ドリキン」(ドリフトキングの略称)と呼ばれた土屋圭市さんが務めていらっしゃって、迫力満点の作品に仕上がっています。実際の撮影はCGではなく、プロライセンスを持つレーシングドライバーの方々の協力を得て本当にドリフト走行を行っていますので、スリリングな映像が最大の魅力です。テーマパークのアトラクションのような体験ができると思いますので、興味のある高校生のみなさんはぜひ劇場の大きなスクリーンで楽しんでください。
この映画はeスポーツの日本一に輝いた天才ゲーマー・大羽紘一が、解散の危機に瀕するドリフトチームからのスカウトを受け、ドリフトレースの頂点を目指すというストーリーです。主人公の大羽紘一は俳優の野村周平さんが務め、私はそのライバルの柴崎快役で出演させていただきました。
映画の監修は、元レーシングドライバーで現役時代はドリフト走行を多用するドライビングスタイルから「ドリキン」(ドリフトキングの略称)と呼ばれた土屋圭市さんが務めていらっしゃって、迫力満点の作品に仕上がっています。実際の撮影はCGではなく、プロライセンスを持つレーシングドライバーの方々の協力を得て本当にドリフト走行を行っていますので、スリリングな映像が最大の魅力です。テーマパークのアトラクションのような体験ができると思いますので、興味のある高校生のみなさんはぜひ劇場の大きなスクリーンで楽しんでください。
世界に誇れる映画で主演を務めたい 希望する進路に向かって突き進んで
現在は俳優としてさまざまなドラマや映画に出演させていただき、充実した日々を過ごしています。最近では「ドライブ・マイ・カー」がアカデミー賞の「国際長編映画賞」を受賞したことが大きな話題になりましたが、自分も俳優としての存在感を高め、世界から注目される映画作品で主演を務めることができるように頑張っていくつもりです。
最後に、高校生のみなさんにメッセージを送ります。高校生の進路には、大学や短期大学、専門学校への進学や就職など、さまざまな選択肢があるため悩むことが少なくないと思います。また、友人の希望進路を聞いて、焦ったり不安な気持ちになったりすることがあるかもしれません。
でも、大事なのは将来の進路についてしっかりと調べて自分で決断するということだと思います。もちろん、ご両親や先生方からアドバイスを受けたり、時には友人に相談をしたりするのも良いでしょう。その上で、最終的には自分自身で希望の進路を見つけて、それに向かって突き進むようにしましょう。自分で真剣に考えて選択することができれば、どのような道を選んだとしても、「この進路で正解だった」と思えるはずです。
みなさんの年代であれば、いくらでもやり直すことはできます。心配し過ぎずに勇気を出して、次の一歩を踏み出していってください。応援しています!
最後に、高校生のみなさんにメッセージを送ります。高校生の進路には、大学や短期大学、専門学校への進学や就職など、さまざまな選択肢があるため悩むことが少なくないと思います。また、友人の希望進路を聞いて、焦ったり不安な気持ちになったりすることがあるかもしれません。
でも、大事なのは将来の進路についてしっかりと調べて自分で決断するということだと思います。もちろん、ご両親や先生方からアドバイスを受けたり、時には友人に相談をしたりするのも良いでしょう。その上で、最終的には自分自身で希望の進路を見つけて、それに向かって突き進むようにしましょう。自分で真剣に考えて選択することができれば、どのような道を選んだとしても、「この進路で正解だった」と思えるはずです。
みなさんの年代であれば、いくらでもやり直すことはできます。心配し過ぎずに勇気を出して、次の一歩を踏み出していってください。応援しています!
ふくやま・しょうだい●
1994年11月17日生まれ、福岡県出身。高校生の時に映画のオーディションを受けたことが契機となり、芸能界へ。2013年放送のドラマ「みんな!エスパーだよ!」で俳優として本格デビュー。19年「JK☆ROCK」で映画初主演。21年には「恋はDeepに」「#家族募集します」などの人気ドラマのほか、映画「花束みたいな恋をした」「ブレイブ―群青戦記―」等の話題作に次々出演。今後の活躍がますます期待される俳優の一人。
1994年11月17日生まれ、福岡県出身。高校生の時に映画のオーディションを受けたことが契機となり、芸能界へ。2013年放送のドラマ「みんな!エスパーだよ!」で俳優として本格デビュー。19年「JK☆ROCK」で映画初主演。21年には「恋はDeepに」「#家族募集します」などの人気ドラマのほか、映画「花束みたいな恋をした」「ブレイブ―群青戦記―」等の話題作に次々出演。今後の活躍がますます期待される俳優の一人。
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