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第63号(令和6年7月10日発行)AKB48の佐藤綺星さん

2024/07/11

夢はあきらめなければきっとかなう!
貴重な青春時代を後悔のないように謳歌して

AKB48
 佐藤綺星さん

 

 



























  AKB4864枚目のシングル「恋 詰んじゃった」で自身初のセンターに抜擢されるなど、いま大きな注目を集めている佐藤綺星さん。佐藤さんが主演を務めているドラマチューズ!「星屑テレパス」がテレ東ほかにて625日より放送されています。
 佐藤さんを訪ね、これまでの人生ストーリーをおうかがいすると共に、高校生のみなさんに向けて応援メッセージを送っていただきました。

 

小学校から高校までチアダンスに没頭 家族の勧めでオーディションを受験

 千葉県で生まれ育ちました。幼少期は引っ込み思案で、おとなしい女の子だったと母から聞いています。また、幼稚園の先生が流れるようにピアノを弾いている姿に憧れて、5歳からピアノを習い始めました。
 小学校に入学後はチアダンスも習い始め、次第に明るく活発な性格になっていきました。特に小学校6年生の時には先生の推薦で生徒会長を任され、人前で話すことにも慣れていきました。
 中学校に進学後はテニス部に入部しました。習い事のチアダンスは続けていたし、勉強も頑張って取り組んでいたので、部活動や習い事や勉強を一生懸命こなす生活を送っていました。特に勉強は国語の古文が好きで、百人一首などをよく読んでいました。
 また、中学生の時に初めてAKB48の劇場公演を観覧しました。その時に素敵な衣装を着て歌ったり踊ったりしているメンバーの方々の姿がとても眩しく輝いて見えました。その公演をきっかけにAKB48のファンになり、YouTubeなどでも定期的に配信をチェックするようになりました。
 私自身チアダンスが大好きだったこともあり、高校はチアダンスの強豪校に進学しました。大会での優勝を目指して一生懸命部員のみんなと練習に励み、高校時代に全国大会に出場して入賞できたことが思い出として心に残っています。 
 実は、私の姉がAKB48のメンバーとして活動していたこともあり、高校生の時に「今度AKB48のオーディションがあるみたいだよ。綺星も受けてみたら?」と、勧められました。私自身、AKB48はファンのままで十分かなと思っていたのですが、母から「オーディションを受けなくて後悔しない?もし興味があるなら受けてみたら?」と背中を押してもらい、思い切って応募することにしました。ギリギリまで悩んで、締切3分前の深夜2357分に応募したことをいまでも覚えています(笑)
 その後、実際にオーディションを受けて無事に合格を果たすことができ、高校3年生の時にAKB48の研究生に入ることになりました。その後は高校とAKB48の両立で多忙な日々でしたが、晴れて高校を卒業することができて、現在はAKB48の活動に全力を注いでいます。

 

主人公の高校生・小ノ星海果を熱演 高校生のみなさんにピッタリなドラマ

625日からはドラマチューズ!「星屑テレパス」がテレ東ほかで放送されています。私は主人公の小ノ星海果役で出演させていただいています。
 私自身、ドラマに出演するのは初めてで、最初は演技経験のない私に主演が務まるのか不安な気持ちのほうが大きかったように思います。でも、本作はオーディションで選ばれたAKB48のメンバーでキャストのほとんどが構成されているので、みんなと一緒に頑張ろうという気持ちが次第に強くなっていきました。
 本作は極度のあがり症で人とのコミュニケーションに悩む女子高校生の小ノ星海果が、自らを宇宙人と名乗る謎の新入生の明内ユウと出会い、ロケットを製作する過程で成長していく青春ガールズ群像劇になっています。
 私自身、高校時代は部活動に全力で取り組んでいたこともあり、ドラマで描かれている「ロケット研究同好会」での活動は共感できるところがあったし、きっと部活動や学校生活を頑張る高校生のみなさんに響くものがあると思います。特に、ドラマではキャスト一人ひとりの人生にスポットが当たっていくため、共感できるシーンがきっとあるはずです。大熊らすこ先生の大人気漫画をドラマ化した素敵な作品に仕上がっていますので、興味のあるみなさんはぜひ視聴していただければ嬉しく思います。

 

有言実行でセンターをつかみ取る 観ている人に笑顔や元気を届けたい

私自身、AKB48に加入してから「いつかセンターを担当する!」という目標を立ててこれまで一生懸命頑張ってきました。なので、717日発売の最新作「恋 詰んじゃった」でセンターを任せていただけることが決まった時には本当に嬉しく思いました。
 AKB48は「国民的アイドルグループ」と呼ばれるほど多くの方々に愛されているので、素晴らしい先輩方がこれまで築いてくださった歴史に恥じないよう、これからも努力を続けて観ている人々に笑顔や元気、幸せを届けていくことが目標です。
 また、進路選択を控える高校生のみなさんに対しては、夢や目標を見つけてそれに向かって頑張って欲しいということを伝えたいと思います。私自身、高校卒業後は大学への進学を考えたこともあったのですが、「AKB48でいつかセンターを務める」という目標を決めてからは、周りのメンバーにもその目標を公言していままで努力を続けてきました。そして今回の最新作のシングルでセンターを担当させていただくことになり、あきらめなければ夢は実現できるということを改めて実感しました。
 高校生の進路には大学や短期大学、専門学校への進学や就職など、たくさんの選択肢があるため迷うことも少なくないかも知れませんが、自分の進みたい道を見つけて努力を続けていけば、きっと夢はかなうと信じています。貴重な青春を謳歌しながら、夢の実現に向けて頑張っていってください。陰ながら、応援しています。

 


 さとう・あいり●平成162004)年624日生まれ、千葉県出身。姉が元AKB48の佐藤妃星であり、姉や母の勧めでAKB48のオーディションを受験して合格。令和422)年より研究生として活動をスタートさせ、令和624)年に正規メンバーに昇格。今年の625日からテレ東ほかで放送されているドラマチューズ!「星屑テレパス」では主演の小ノ星海果役を務めているほか、AKB4864枚目のシングル「恋詰んじゃった」では自身初となるセンターに抜擢されるなど、今後の活躍がますます期待されているアイドルの一人。


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