東京聖栄大学（東京都葛飾区）は、11月10日（土）と11日（日）の2日間にわたって学園祭「聖栄葛飾祭」を開催した。

　学園創立60周年の節目をむかえた今年のテーマは、「食からはじめるエコロジー」。模擬店で使われる食器類はすべてエコパックを使用するなど、環境問題をテーマに掲げた。

　目玉のひとつは、学生たちが調理を担当するレストラン。丁寧に盛り付けがされた定食は素材を重視したものだった。他にも多くの模擬店が用意され、学生たちが元気な声で客を迎えていた。また、各教室では、模擬店のほか、食と栄養に関して展示発表も。「食」に関する身近なテーマを題材にした発表が目をひいた。

　10日（土）は、評論家の山田五郎氏の講演を開催。ほかにも食育イベントや映画上映、バンド演奏など、終日来場者の足が絶えなかった。

　なお同日程で、同法人の聖徳調理師専門学校の学園祭も開催され、新小岩駅駅前が学園祭一色に染まった2日間であった。