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障害超えるライブペインティング ルーテル学院大学
2008/07/11
ミュージシャンの音楽に合わせて絵を描くショー「ライブペインティング」が7月9日、福祉系の学科をもつルーテル学院大学(東京都三鷹市)で開催された。聴覚障害や視覚障害を持つ人が、一緒に楽しむことができるこのイベントは、今年で3回目。視覚や四肢に障害をもつ学生を含め、多くの若者が会場へ集まり、音楽や絵を楽しんだ。
音楽に合わせて絵を描いたのは、NHKアニメの作画や、スターバックスのコップの絵柄のデザインのほか、講師として、ろう学校で絵の授業を行うなどの経歴をもつ、門(かど)英彦さん。ろう者の両親から生まれ、幼いころから、会話の手段として絵を活用した門さんは、ミュージシャンの羽原裕太郎さんと組み、養護学校など、さまざまな場所で「ライブペインティング」を行っている。
このイベントを企画したのは、障害をもつ学生を学内でサポートするサークル、LSS(ルーテル・サポート・サービス)。代表の村山愛さん(社会福祉学科2年)は、このイベントを通じ「障害のあるなしに関わらず、みんなで一つの空間を共有する」と、開催の意図を説明する。
福祉にかかわる仕事をめざす学生にとって、障害者と健常者がともに楽しむことができるこのイベントは、貴重な経験となったはずだ。
ライブペインティングを楽しむ学生たち