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[第100号]

2013/10/18

感慨深いとはこういうことを言うのだろう。大學新聞は今号をもって創刊「100 号」を迎えることができた。創刊当初に比べて教育環境は大きく様変わりし、その動きは今後さらに加速していくに違いない。本紙では、今後もそうした時代の一瞬を切り取って次の100 号、そしてその先まで追いかけていきたいと思う▼「100」と言えば、「敬老の日」を前に厚生労働省は、国民の高齢者福祉についての関心と理解を深めることを目的とし、今年度中に「100 歳」に到達する高齢者2万8169 人に内閣総理大臣からお祝いを贈呈すると発表した。100 歳以上となる高齢者は5万4397 人に上り、過去最多となったのだという▼ こうしてみると「100」という数字は一つの基準として扱われることが多い。百人一首や百選、沸点の温度などがその好例だろう。さらに、百科事典や百花、百薬、百貨店などと形容されるように「たくさんの」という意味も持ち合わせている▼受験の本番、大学入試センター試験まで「100 日」を切った。“まだ”100 日もあるととらえることもできるが、ここでは“もう”100 日しかないのだと考えたい。お百度参りをしてでも受験を成就させたいというのが受験生の偽らざる心境だろう。残りの一日一日を大切にし、ラストスパートをかけて欲しいと願う次第だ。

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