東京電機大学出版局（東京都千代田区）は2月20日、2冊の本を出版した。

●『シリアスゲーム』藤本　徹　著
　一冊目の本は、日本語初のシリアスゲームの解説書。
　シリアスゲームとは、ゲームによる学習や効能などを期待できるゲームのこと。ゲームを楽しみながら歴史を学べる「信長の野望」や、エクササイズをすることができる「ダンス・ダンス・レボリューション」などエンターテインメント性の強いゲームとは違う。本書では、シリアスゲームのさまざまな事例研究や開発、将来像などゲームを違った側面から見ることが可能だ。

●『社会安全システム』中野　潔　編著
　二冊目の本は、社会安全システムに関するもの。本書では、社会の安全を守る仕組みを社会安全システムであると捉え、情報通信技術、都市工学、法学制度など、多面的視点から「社会システム」の現状と動向について探っている。

　どちらも生活に密着している内容であり、広い層に楽しめるような内容になっている。