トップページ > 学窓 > 167号

前の記事 | 次の記事

167号

2019/05/22

 五月に入り、草木の新緑がみずみずしい時節を迎えた。今年のゴールデンウィークは、あいにくの雨天や寒暖差の激しい日が続いたが、「令和」への改元と共に気持ちを新たにしたというひとも多かったのではないだろうか▼一方、10日間にもおよぶ連休で、生活のリズムが崩れてしまったということもあるだろう。特に、この時期は生活環境の変化に適応できず、心身に不調をきたす「五月病」を患うひとが少なくない。新生活に対する強い期待や高い目標で自身を追い詰めてしまうこともあるため、気分転換を図って緊張を和らげるなど、適度なストレスの発散を心がけたい▼実際に効果的なリフレッシュ方法の一つが、お茶をていねいに淹れて飲むことだ。原料である茶葉はもともと嗜好品として世界中で流通していたが、いまや日本茶・紅茶・中国茶・ハーブティーなど、各国の茶文化と共に安価で楽しむことができる。カテキンなど、お茶に含まれる諸成分が健康に良いのはもちろん、新鮮な茶葉やハーブの香りが癒しを与え、心身の不調を和らげる効果もあると聞く▼受験勉強は不安と緊張の連続だ。時にはゆったりとお茶でも飲みながら、季節の移ろいを感じて、くつろぐのも良い。

[news]

前の記事 | 次の記事