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181・182合併号

2020/07/27

 7月を迎えたが相変わらず雨が降り、晴れ間の少ない日々が続いている。この時期の雑節の一つである「半夏生」は、夏至から数えて11日目にあたる7月2日頃を指す。農作物を育てる上で一つの目安となる時期であり、関西では豊作を祈ってタコを食べる慣習があると聞く▼今年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、さまざまなイベントや行事が中止に追い込まれている。甲子園球場での全国高校野球大会はもちろん、各地域の祭礼や野外フェスティバルなど、これまで「夏の風物詩」とされてきたものが急になくなってしまったような印象を受ける▼また、連日の雨も相まって、屋内にずっと巣籠り中だという人もいるだろう。「晴耕雨読」という言葉もあるように、気候や外界の変化に合わせて活動することは理にかなっている。しかし、たとえ屋内でもストレッチをしたり、旬の食材を食べたりすることで、より豊かに時の移ろいを感じることができるのではないか▼夏休みは受験の天王山とされる。試験本番までに残された時間を逆算して、必要な学習に取り組むようにしたい。そして、自分が本当に進みたい道について自問し、答えを探す有意義な時間として欲しい。



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