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216号

2023/06/26

 時間が過ぎるのは瞬く間で、早くも一年の折り返し地点を迎えた。この梅雨が明ければ、受験生にとっては勝負の夏が目の前だ▼新型コロナウイルス感染症が5類へと移行したこともあり、現地参加型のオープンキャンパスが増えている。まだ明確に志望校が決まっていない受験生は、実際に学校に足を運び、その雰囲気や色をぜひ体感して欲しい▼夏のうちにいまの自分にできる最善を尽くすことは、自分を誇ることのできる重要な要素となる。卒業後、結果論として自分が選んだ志望校・進路に後悔はなくとも、「もしあの時ほかの選択肢があったら、現在よりも誇れる未来が待っていたのだろうか」と、ふと考えてしまうのも事実だろう▼最善だと自信を持てる進路を見つけ、手繰り寄せるためには、夏は非常に重要かつ貴重な時間となる。納得のいくまで、自身の希望に沿った志望校を探し、万全の受験対策を講じて欲しい▼とはいえ、生涯で一度しかない高校3年生の夏休みだ。受験準備はもちろんだが、共に学び成長してきた友人たちと一緒に、一生の思い出となる高校生活最後の夏休みを過ごすのも大切だ。いつかの未来で、受験生たちが今年の夏を誇れることを祈っている。



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