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217・218合併号

2023/07/31

 「夏休みは朝の涼しいうちに宿題を済ませるようにしましょう」――。筆者が学生だった頃は、こうした言葉を先生に投げかけられることが多かった。しかし、現在は大きく変わり、朝から太陽が照りつけ汗が噴き出て止まらない。この十数年で〝朝の涼しい時間〞というのは幻になってしまったようだ▼変わったのは気温の変化だけではない。例えば校則はどうか。「日焼け止め禁止」の校則の行方に注目が集まり、化粧や靴下の色など「本当に必要なのか」というものも少なくなさそうだ。ただし、制定当時の価値観だからといって一面的に〝ブラック校則〞とはすべきではない。大切なのは、環境や時代の変化に合わせたアップデートの必要性を検討し、認識を共有していくことではないか▼ある化粧品の大手企業は、茨城県下の高校野球の強豪校の部員らに紫外線の影響や日焼け止めの大切さを知ってもらう特別講座を開いた。紫外線を浴びることでも疲労の蓄積につながることにふれ、スポーツ選手の紫外線対策の必要性を訴えた▼夏休みは受験の天王山。受験生も日焼け止めを使って疲労軽減を図るのも大事だろう。暑さが厳しくなるが、健康管理に気をつけて過ごして欲しい。



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