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初めての大学祭 東京聖栄大学
2006/11/16
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学内に入ると、「いらっしゃいませ~」「お好み焼きはいかがですか?」と元気な学生の声があちらこちらから聞こえてきた。地域密着型の大学祭だけあって、小さい子どもから年配の方まで、老若男女をとわず、地域の人々で大にぎわい。「世界に1つだけ☆トロピカルパフェ」「寒天ケーキ」などの学生たちが考えた独自の模擬店が立ち並んでいた。
また、健康栄養学部を持つ食の大学とあって、「メタボリックシンドローム」や「アルコール」「チーズ」「バナナ」など、「食」に関する研究発表の展示が多数あった。 調理実習部の「牛乳・乳製品の調理」では、白い割烹着を着た学生が、ミルクもちや、牛乳をたくさん練り込んで調理したカスタードタルトを売るなど、牛乳のさまざまな調理法を紹介していた。「日本人はまだまだ牛乳の摂取量が足りません。牛乳の嫌いな方でも、いろいろな方法で、普段の食生活に取り入れる必要性を伝えたいです」と話す彼女たちは、生き生きしていた。彼女たちは、このような学生たちが主体的に創り上げる大学祭での経験を通して、「食」を学問として学ぶ面白さを実感していたように感じられた。
同日に行われた、姉妹校の聖徳調理師専門学校が開催する大学祭では、学生が作る本格的なフランス料理、和食レストランなどが大好評であった。本格的な料理を安く食べられるという、恒例となった専門学校の学園祭限定レストランを、地域の人達は毎年楽しみにしているという。こうした伝統ある学園祭に、「地域と食のコミュニケーション」と題した同大の大学祭が加わることで、地域の人々と一緒に大学を盛り上げていくという姿勢をより一層強くさせた。
昨年に開学し、まだ二年目の同大は、このような大学祭を通して、今後、ますます発展していくことだろう。