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第62号(令和6年4月30日発行)女優・モデル 紺野彩夏さん

2024/05/08

みなさんには無限の可能性があります
やりたいことに積極的に挑戦してみよう!!

女優・モデル 紺野彩夏さん




 


























 幼少期から子役として注目を集め、現在は女優とモデルの両方で活躍している紺野彩夏さん。紺野さんが出演しているドラマNEXT「好きなオトコと別れたい」が4月3日よりテレ東系で放送されています。
 紺野さんを訪ね、これまでの人生ストーリーをおうかがいすると共に、進路選択を控える高校生のみなさんに向けて応援メッセージを送っていただきました。


「ピラメキーノ」で一躍注目 仕事と学校生活を両立する
 私は千葉県で育ちました。幼少期は子ども向けのキッチンセットでおままごとをしたり、折り紙で服を作ってみたりと、親がしていることを真似して何でもやりたがるような女の子でした。
 また、0歳から現在の事務所に所属して子役としてのお仕事をさせていただいていたこともあり、小学校に入学後も学校での勉強に加えてお仕事も定期的にこなしていました。ピアノなどの習い事もしていましたし、予定がない放課後には友人と公園で遊んだりゲームをしたりするなど、忙しい生活を送っていたように思います。
 特に小学校5年生の時には子ども向けのテレビ番組「ピラメキーノ」の子役恋物語に出演していました。当時の小学生には大人気のテレビ番組でしたから、放送日の翌日にはクラスメイトから「昨日の放送観たよ」と、子役恋物語の感想などを言われることが多く、少し恥ずかしかった記憶が残っています(笑)。
 中学校に進学後も学校と仕事を両立させる生活を送っていました。仕事の関係で部活動はできませんでしたが、休み時間に友人とバドミントンをするなど、楽しい学校生活を過ごすことができました。中学3年生の最後の体育祭は仕事の都合で参加がかないませんでしたが、代わりに予行練習を本番のつもりで友人と全力で取り組んだことが良い思い出です。また、勉強面に関しては英語が好きで、一生懸命学習に取り組んでいました。


モデルの仕事が増えた高校時代 文化祭のお化け屋敷が思い出
 高校に進学後は女子中・高生が対象の人気ファッション雑誌『Seventeen』の専属モデルに採用されたこともあり、モデルとしての仕事も少しずつ増えていきました。午前中はモデルの仕事をこなして、午後の5限目から学校に行って授業を受けるということもよくありました。幸い学校行事にはすべて参加することができ、合唱コンクールで最優秀賞を受賞できたことと、文化祭でお化け屋敷をしたことが高校時代の良い思い出として心に残っています。
 お化け屋敷は高校2年生の秋に行いましたが、クラスのみんなと夏休みも学校に来てアイデアを出し合ったり、段ボールを集めたりして本格的なお化け屋敷をつくる準備をしていました。本番ではお化け屋敷に入ってすぐのところで入場者に注意事項などを説明する役割を担当しました。クラスのみんなと協力して文化祭を成功させることができ、終わった後は大きな達成感を味わうことができました。


周りを明るくする黄田ナナ役を熱演 リアルでもどかしい大人の恋愛模様
 4月3日からはドラマNEXT「好きなオトコと別れたい」がテレ東系で放送されています。私はこのドラマで主演の堀田茜さん演じる白石郁子の会社の後輩で、周りをパッと明るくできる女の子の黄田ナナ役で出演をさせていただいています。私自身、ナナほど明るい役を演じたのは初めてでしたので、オファーをいただいた時はとても嬉しく思いました。
 ドラマの物語は、働くアラサー女子の郁子が毎熊克哉さん演じる定職に就かないダメ男の黒川浩次のことが好きでずっと一緒にいたいけれど、これからの将来を考えると別れたほうが良いのかと葛藤する、リアルでもどかしい大人のラブストーリーです。高校生のみなさんにとってはひと回り上の世代の恋愛物語になりますが、笑いとドキドキの両方が感じられる魅力的なラブコメディに仕上がっていますので、興味のある人はぜひ視聴していただけたら嬉しく思います。


学園モノの映画やドラマ出演が目標 夢や目標を見つけて全力で頑張って!
 現在は女優とモデルの両方のお仕事をこなしながら、充実した日々を過ごしています。女優は自分とは全く異なる性格や境遇の人になりきることができる点がとても刺激的で、大きなやりがいにつながっています。また、モデルは素敵な洋服をたくさん着ることができますし、現場では「紺野さん、その服とても似合っていますね」と褒めていただける機会も少なくなく、そのような温かい言葉をいただいた時は「この仕事をしていて良かった」と、強く実感します。
 最近では国内最大級のファッションイベントとして知られる「東京ガールズコレクション」でランウェイを歩かせていただき、会場の人々に笑顔を届けると共に、私自身もお客さんの大歓声で元気をいただきました。
 今後も女優とモデルの両方の仕事に全力で取り組み、観ている人たちに笑顔や幸せを届けていきたいと思っています。また、私自身少女漫画が大好きなので、学園モノの映画やドラマに出演することも目標の一つにしてこれからも頑張っていきます。
 進路選択を控える高校生のみなさんに対しては、夢や目標に向かって全力で頑張って欲しいということを伝えたいと思います。私も高校生の時に進路について本気で考え、現在は仕事と大学生活を両立させる生活を送っています。
 若いからこそ、将来どのような仕事や職業にも就くことができるチャンスが広がっているのだと思います。やりたいことや興味のあることに対しては積極的に挑戦し、自分の進みたい道を見つけて頑張ってください。みなさんのこれからの人生が輝かしいものになるよう、陰ながら応援しています。



こんの・あやか●平成11(1999)6月24日生まれ、千葉県出身。0歳で現在の事務所に入所し、3歳で子役デビュー。平成22(2010)年、子ども向けテレビ番組「ピラメキーノ」(テレ東)の子役恋物語シーズン15に出演し、一躍注目を集める。集英社『Seventeen』の専属モデルを経て、現在は同社『non-no』の専属モデルとして活躍中。平成30(18)年には「仮面ライダージオウ」(テレビ朝日)で連続ドラマ初レギュラー出演。令和6(24)年4月3日からはドラマNEXT「好きなオトコと別れたい」(テレ東)で黄田ナナ役を熱演するなど、今後の活躍がますます期待される女優・モデルの一人。




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