佛教大学（京都市北区）は10月23日、「仏教学部」の名称を平成22年春に復活させると発表した。　同大は昭和24年、仏教学部仏教学科の単科大学としてスタートしたが、昭和40年に「仏教学部」を「文学部」に改組。しかし、仏教を専門的に学べる場が少なくなっていることを懸念し、改めて仏教教育の場を復活させる目的で、「仏教学部」を再設置することになった。
　また、同大は2012年に創立100周年を控えている。次の100年に向けて「仏教精神をよりどころとする人間教育」の教育理念に立ち返ることも、仏教学部復活のきっかけのひとつだという。
　全国で仏教学部を設置している大学は現在、駒澤大（東京都世田谷区）、立正大（東京都品川区）、身延山大（山梨県身延町）、種智院大（京都府京都市）の4大学だが、このうち種智院大は、来年4月から名称を人文学部に変更する予定。