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ノーベル平和賞受賞者に名誉学位授与 創価大学

2006/02/17

若江学長より名誉学位を受け取るマータイ氏(右)

 創価大学(東京都八王子市)は2月17日、キャンパス内にある池田記念講堂で、ノーベル平和賞を受章したケニア出身の女性環境保護活動家であるワンガリ・マータイ氏への名誉博士号授与式を行った。

 マータイ氏のグリーン・ベルト・ムーブメントと呼ばれる植林活動による環境に対する考え方や、女性の地位向上のための運動などの実績や功績が創価大学との理念と一致。若江正三学長よりマータイ氏に学位が授与された。

 授与後に行われた講演会で、マータイ氏は「知識を享受するとともに、その知識を他の人たちにも伝えることが大学の使命だ」と出席した多くの創価大学生らにメッセージを送った。

 これまでに創価大学では、ゴルバチョフ・元ソ連大統領、ネルソン・マンデラ・元南アフリカ共和国大統領など、数多くの著名人に名誉博士号を贈呈している。

≪ワンガリ・マータイ氏の経歴≫ ケニア出身の女性環境保護活動家。アメリカ・カンザス州立 大学卒業後、ピッツバーグ大学で修士号、ナイロビ大学で博士号(獣医学)を取得。東アフリカ初の女性博士、ナイロビ大学初の女性教授となる。1977年にグリーン・ベルト・ムーブメントを設立して植林活動を開始。1986年アフリカン・グリーン・ベルトネットワークと改称後、アフリカ大陸全土に活動を広げ、2004年12月「持続可能な開発、民主主義と平和への貢献」により、環境分野の活動家としては史上初のノーベル平和賞を受賞(アフリカ人女性として史上初)。2002年国会議員になり、2003年から環境・天然資源副大臣に就任。ケニア緑の党設立、代表を務める。2005年3月アフリカ連合経済社会文化会議の初代議長に選出。

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