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実り豊かな「収穫祭」 東京農業大学

2007/12/14

 

 「大根踊り」で有名な東京農業大学(東京都世田谷区)の学園祭「収穫祭」が、112日より3日間、同大世田谷キャンパス(東京都世田谷区)で開催された。

 

 毎年恒例の「無料野菜配布」や、タレントを呼ばずに学生たちが手作りで盛り上げるステージ企画など、他大学とはひと味違った同大の学園祭。子ども連れの主婦からお年寄り夫婦まで、地域内外から多くの来場者が訪れた。同大によると、世田谷キャンパス、厚木キャンパス(神奈川県厚木市)、オホーツクキャンパス(北海道網走市)で、計15万人以上が訪れた。

 

 「かっこいい大根とおいしい大根、どっちを選びますか?」と、1200円の大根売りに励む学生たち。主婦などを相手に、八百屋さながらに野菜の魅力を説く。客の方も熱心に耳を傾け、満足そうに大根を受け取っていった。また、豚の丸焼きを来場者にふるまい「気持ち悪いなんて言わないで。みんなが毎日食べている豚ちゃんです」と、鋭いメッセージを送る。同大ならではの出店が、学園祭を盛り上げた。 

 

 来場者のなかには、色とりどりの制服に身を包む高校生もいた。3日、4日には進学説明会が行われ、面接のポイントなどを解説する「入試対策講座」や「学科別個人相談会」へ参加し、同大教職員の話に、熱心に耳を傾けていた。

会場となった世田谷キャンパスでは、来場者はみな笑顔で、農作物に囲まれた幸せを満喫していた。農耕民族としての日本人の心の琴線にふれるさまざまな企画が、同大の学園祭が地域から愛されている源であろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(上)丸焼き後の豚の顔を、不思議そうに突つく子ども

  (中)来場者に、大根をアピールする学生「不細工だけど、味は最高だよ」

(下)学生から大根を買う主婦。1200

 

 

 

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