トップページ > 大学ニュース・イベント情報 > アットホームなファッションショー 東京家政学院

前の記事 | 次の記事

アットホームなファッションショー 東京家政学院

2008/02/19

 東京家政学院大学(東京都町田市)の被服構成学研究室(家政学部家政学科家政学専攻)は2月2日、卒業制作発表としてファッションショーを行った。会場には、学生や地域の人たちが大勢集まり、約30分のショーを楽しんだ。

 3部構成で行われたショーは、第1幕「Print」では、動物、植物、宝石をテーマにしたプリント柄の衣装を披露。第2幕「Sweets」では、ソフトクリーム、宇治金時、ストロベリーなど、女の子が好きそうな優しいイメージを表現。第3幕「Original Mind」は学生オリジナルのウェディングドレスが登場。豪華なドレスから、比較的シンプルなデザインまで、学生が将来自分で身にまといたいのだろうと想像させるドレスを披露した。

 このショーは、演出・音響・広報・モデルなど、すべて学生たちだけでこなした。他にも学生たちでファッションショーを行っている大学はあり、決して同大のファッションショーは派手とは言えない。しかし、音楽に合わせて観客が拍手したり、モデルとなった学生の友人たちが応援したり、会場全体でショーを楽しむ光景はあまり見られないだろう。同大はよく「アットホームな大学」と表現されるが、まさにこのファッションショーもアットホームな雰囲気で包まれていた。

 ショー終了後も、モデル学生とその友人とで写真撮影する場や、ショーをやりきった達成感から感極まって涙を流す学生に、友人も一緒に泣いている場面もあり、大学全員の卒業制作発表という印象を受けた。

 また、モデルをした石井眞記さんは、「途中、ミスってしまいましたが、すべての力を出しました」と満足げ。北村のぞみさんも「緊張しましたけれど、楽しかったです」と感想を語ってくれた。

 卒業制作を指導する富田弘美助手は、「もっと大規模の大学はあるが、30数名でやれることをやってくれた。荒削りなところはあるかもしれません。でも、みなで一つのことを成し遂げるということが分かってくれたと思います。学生たちはきっと自信をつけて、社会に出ていってくれるだろう」と語った。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

前の記事 | 次の記事