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日本初!?学生が作るネットテレビ開局 江戸川大学

2006/04/05

 日本では珍しいマス・コミュニケーション学科を持つ江戸川大学はこの4月、同大ホームページ上でネットテレビ「EDO-TV」を開局する。全12チャンネルが設けられ、学生の制作実習の一環として、バラエティやドラマといったさまざまな番組が放送される。

 こうしたネットテレビが可能になったのも、電波の利用領域の問題によるアナログテレビの放送終了という流れがある。電波を使用しない「ケーブルテレビ」や「ネットテレビ」は、視聴者の見たい時間に見ることができ、また放送する側も気軽に流せるという点で注目されている。

 同大の実習ではこれまで、番組を制作しても発表する場がなく、多くの人々に“視聴”されることのない番組制作は、しばしば学生の自己満足に陥りがちだったという。しかし、こうしたネットテレビで放送されることにより、番組を制作する上で忘れてはならない“視聴者”の視点で番組を考えられる。“公共”で放送されることで、倫理観や趣味ではない「仕事」としての自覚も培われることだろう。

 ソフトバンクやUSENといった企業でのテレビ開局も続いているが、研究機関としての同大の開局は、質の高い教育機会を学生に与えるという点で、期待が高まる。開局特別番組の放送は4月12日12:30から。乞うご期待。

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