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ブックカフェで翻訳の楽しさ語る 和洋女子大学

2006/05/18

 和洋女子大学英文学科の小山太一講師は5月11日、池袋ジュンク堂書店の「翻訳文学ブックカフェ」にゲスト出演し、トークセッションを行った。

 このトークセッションは、翻訳家・著述業の新元良一氏がインタビュアーを務める連続企画で、さまざまな翻訳家たちが翻訳のコツや楽しみを語るというもの。

 書店内の小さな喫茶店には、30名ほどの観客が集まり、イアン・マキューアンの『贖罪』(新潮社)、P・G・ウッドハウスの『ジーヴズの事件簿』を題材にしたトークに耳を傾けた。小山氏は、「翻訳の面白さは、作者の書くさまざまな文章を理解し、作者特有の表現を日本語で再現すること」だと語った。

 翻訳というと相当な語学学習が必要と感じるが、学校の英語の授業が嫌いだったという小山氏の話に、観客は楽しく参加しているようだった。氏は、イギリス文学の翻訳家でもあると同時に、同大で「翻訳演習」という授業を受け持っており、大学での授業の様子を語る中から、楽しく翻訳を学ぶ学生の姿を垣間見ることができた。

 同大では、大学内でもこうした文学の楽しさを味わえる公開講座を開設している。文学や翻訳の楽しさを、是非味わってみて欲しい。

<公開講座に関する問い合わせ>
和洋女子大学 渉外課 047-371-1473

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