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多民俗国家の保育に学ぶ 東横学園女子短期大学
2006/07/03
東横学園女子短期大学(東京都世田谷区)は6月27日、現代的教育ニーズ取り組み支援プログラム採択事業の一環として、「海外の保育者養成に学ぶ」と題された講演会を行った。
今回の会では、トロント(カナダ)という他民族国家における、子育て支援と保育者養成の取り組みから、日本で保育者を志望する学生にも保育者の姿勢を学んでもらおうという目的で開催された。
講師として、トロントのマザークラフト乳幼児発達研究所という施設の校長ほか2名が招かれた。マザークラフトでは、文化も宗教も食事も違う子どもたちを一緒に養育しなければいけない。そういった子どもたちに、偏見や差別感情を待たせないような保育と、同時に保護者に対しての支援を行っている。
例えば「黒人の人形が1体しかないのであれば、白人の人形も1体にするなど、おもちゃや周囲の環境からも、差別を感じさせてはいけない」などという経験に基づいた貴重な講演に、参加した多くの学生や一般参加者達は、熱心に聞き入っていた。
日本では黒人・白人といった極端な差別はないが、保育者のささいな態度や身近な環境が子どもに与える影響に関しては、学ぶところが大きい。同短大には、近隣の住民が気軽に子どもを遊ばせにくることができる「ぴっぴ」という地域密着型の子ども支援センターがある。今回の講演は、こうした「ぴっぴ」での活動にも生かされることだろう。
講演会の内容に興味がある人は下記まで。追って報告書が発行される予定となっている。
<問い合わせ>
東横学園女子短期大学 TEL 03-3702-0111
今回の会では、トロント(カナダ)という他民族国家における、子育て支援と保育者養成の取り組みから、日本で保育者を志望する学生にも保育者の姿勢を学んでもらおうという目的で開催された。
講師として、トロントのマザークラフト乳幼児発達研究所という施設の校長ほか2名が招かれた。マザークラフトでは、文化も宗教も食事も違う子どもたちを一緒に養育しなければいけない。そういった子どもたちに、偏見や差別感情を待たせないような保育と、同時に保護者に対しての支援を行っている。
例えば「黒人の人形が1体しかないのであれば、白人の人形も1体にするなど、おもちゃや周囲の環境からも、差別を感じさせてはいけない」などという経験に基づいた貴重な講演に、参加した多くの学生や一般参加者達は、熱心に聞き入っていた。
日本では黒人・白人といった極端な差別はないが、保育者のささいな態度や身近な環境が子どもに与える影響に関しては、学ぶところが大きい。同短大には、近隣の住民が気軽に子どもを遊ばせにくることができる「ぴっぴ」という地域密着型の子ども支援センターがある。今回の講演は、こうした「ぴっぴ」での活動にも生かされることだろう。
講演会の内容に興味がある人は下記まで。追って報告書が発行される予定となっている。
<問い合わせ>
東横学園女子短期大学 TEL 03-3702-0111