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第25号(平成27年1月31日発行) 女優 有村架純さん

2015/05/11

失敗は必ず糧になる
勇気を持ってチャレンジをして

女優 有村架純


 テレビドラマや映画、CMなど多岐に わたる活躍で若手注目株として一躍トップ女優の仲間入りを果たした有村架純さん。高校時代は女優になりたい一心で上京し、東京で仕事を行いながら高校を卒業し、その才能を開花させました。現在も女優として成長を続ける有村さんの進路ストーリーを聞かせてもらいました。


オーディション落選の日々!
それでも女優になりたい

 幼い頃からテレビで見る女優さんの姿に憧れを抱き、自分も将来は女優の道に進みたいと思っていました。中学生になって、その想いが高まり、思い切ってオーディションを受けました。けれども結果は落選。女優として仕事をするためには事務所に所属しなければならないと思っていたので、その後もいくつかチャレンジしてみたものの上手くいきませんでした。当時は兵庫県に住んでいたことから、東京で開催されるものには交通費がとてもかかりました。ですから、アルバイトを2つ掛け持ちして費用を工面し、何度もチャレンジしたことを覚えています。


念願の芸能界入り
ストイックな生活を乗り切る

 現在の事務所に合格したのが高校2年生の時。憧れていた女優さんたちが所属している事務所だったので、合格した時は「やっとスタートラインに立てた」という気持ちもあって、とても嬉しかったです。当時はモデルの仕事などをいただいていたので、ダイエットをして、体型維持に気を配りながら、高校生活も同時に送っていました。大変でしたが、自分の夢に向かっていたので、苦労と感じたことはありません。
  そんなある日、仕事を本格的に行うために、活動拠点を関西から東京に移すことになりました。実家を出て一人暮らしをすることはもちろん、まだ高校生でした ので、東京の高校へ転校することになりました。兵庫の高校時代は友人にも恵まれ、とても仲が良かったので寂しい気持ちもありましたが、最後に友人とスキー 旅行に行きました。私にとっては地元からの卒業旅行のようなもので、スキーを楽しみながら、友人とすてきな時間を送れたことは本当に嬉しかったです。
  東京の高校生活はほとんどが仕事中心でしたが、学業をおろそかにしたくなかったので、課題などは提出期限をしっかりと守っていました。好きな科目は体育と 理科で、その2教科は楽しみながら取り組んでいました。どのような勉強であっても、女優の仕事をする上で活かせると思っていたので、仕事と学業の両立に専念していました。


挑戦することをあきらめない
「好き」に向かっていく想い

 周りの友人は大学や専門学校、就職など、さまざまな進路で迷っていましたが、私には女優という道しか見えていませんでした。
  けれど、女優として成功できる保証はないので、将来への不安や挑戦することが怖いと感じることもありました。ですが、何もせずに諦めてしまうことだけはし たくなかったので、友人の進路相談に乗る時も、先のことを考えて委縮するのではなく、いまの気持ちを大切にして思い切って挑戦するようにアドバイスしていました。


高校時代を振り返って演じた
映画「ストロボ・エッジ」
 高校時代は女優になりたい一心 だったので、恋愛に夢中になることはありませんでしたが、10代らしい、片思いの切ない恋の経験はありました。映画「ストロボ・エッジ」の中には電車通学 のシーンがあるのですが、私にはその経験がなかったので、とても印象的でした。「もし自分があの時、こんな経験をしていたら」と思いながら、演技に集中していました。
 この作品で演じた「木下仁菜子」は失敗を恐れずに好きな人に向かってひたむきに気持ちを捧げる役柄だったので、自分の仕事に向ける想いをうまく投影できればと思って撮影に臨みました。


女優としての有村架純が
目指すこれからの道
 昨年はテレビドラマや声優、舞台など女優としてたくさんの経験を積ませてもらった一年間だったと思います。
  そうした経験を通じて感じたことは、多くの人に支えてもらっているということです。演者として表舞台に出ている分、注目を浴びますが、その影ではたくさん のスタッフさんが努力してくれているのです。そういった仕事で関わる全ての方々に感謝の気持ちを持って芸能活動を続けていきたいと強く思っています。
 そして、関わらせていただける一つひとつの作品に対して、なぜ自分がいるのかという意味をしっかりと理解して〝地に足をつけて〞仕事に臨みたいと思います。


確かな進路実現に頑張る高校生に
応援メッセージ

  高校時代はいろいろなことに興味や関心が湧いて、挑戦したくなると思います。もちろん、失敗だってするかもしれません。けれども、その失敗は後で必ず自分 の「糧」になると思います。失敗や挫折を恐れて何もしないのではなく、そこから這い上がってくるくらいの想いで取り組んで欲しい。夢に向かって思い切って挑戦してもらいたいです。

ありむら・かすみ●
1993年2月13日生まれ。兵庫県伊丹市出身。ドラマや映画、舞台や声優などさまざまな分野で演技の才能を発揮。近年の若手女優の中でも抜群の表現力で注目を集めている。
5月1日からは主演映画「ビリギャル」の公開も控えている。

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