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「125号」

2015/11/13

気がつけば、あの頃の未来が訪れていた。大人気SF 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』で、主人公マーティが車型タイムマシン「デロリアン」に乗って未来にやって来たのが2015 年10月21日。ファンにとっては特別な一日となった。宙に浮くスケートボードが開発されるなど、いくつかが本当に実現しているのが興味深い▼同作をはじめ、大ヒット映画のメガホンを取ってきたロバート・ゼメキス監督。高校時代から8㍉フィルムで映画を撮っていたそうだ。学生時代の作品が入賞するなど、その才能は若かりし頃より開花していたと聞く▼同氏の監督作品に印象的なセリフがある。「列車がどこへ行くかよりも『乗る』と決めることが大切(映画『ポーラー・エクスプレス』)」。「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみるまでわからない(映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』)」▼内定式を終えた後も、ほかに良い会社があるのではと不安になり、就職活動を続ける学生が少なくない。先を見詰め過ぎても、いまの自分が何をしたいのか、わからなくなる。“この会社で頑張る”という決意こそ、未来が明るくなるスイッチなのかもしれない。

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