「128号」
2016/02/09
今年の年始は記録的な暖かさだったと聞く。沖縄に至っては26度を超える暖冬ぶりに驚きの声が伝わってきたが、一方、1月中旬には猛烈な雪が関東を襲い、案の定、交通インフラが大きく混乱した。北海道では例年に負けぬ「豪雪」で、雪まつりでは多くの来場者が訪れたという▼これほど寒暖の浮き沈みが激しいと、気になるのはやはり体調管理だろう。受験を控える若者はより一層の注意を心がけたい。大学入試センター試験も終わり、すでに大学入試はシーズン最盛期。受験の大詰めを迎える受験生のうち、一人でも多くが、万全の調子をもって本番で実力を発揮して欲しい▼「ごうせつ」は「ごうせつ」でも、人によってその響きは大きく異なりそうだ。とりわけ大学生になじみが深いのは「合説」―合同企業説明会に違いあるまい。民間企業就職希望の4年生で、卒業を目前に控えたこの時期にまだ内定が得られていない人も少なくないようだ▼残されたチャンスが限られているという意味では、現役高校生も既卒受験生も、そして大学4年生も同じ心境に違いないだろう。だからこそ、ここは焦り過ぎずにしっかりと見極めて、自分の将来像を鮮やかに描き出したい。
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