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「129号」

2016/03/03

日だまりの暖かさにひと足早い春の到来を感じた2月28日、第10回「東京マラソン2016」が開催された▼近年は健康志向の高まりからマラソンブームと喧伝されているが、なるほど一般枠の定員2万7370人に対してエントリーは30万8810人。倍率は過去最高の11・3倍だったいうから驚きだ。時間制限等により残念ながら完走できなかったランナーがいる一方で、ゴールできた健脚たちからは爽やかな笑顔がこぼれた▼高校生たちの熱きマラソンとも言うべき大学入試も大詰めを迎えている。この時期は合格をつかみ取った生徒がいる一方で、3月入試にすべてを懸ける受験生もいるだろう。いずれにしても願うのは、持てる力を振り絞って駆け抜けて欲しいということだ▼ 翻って、3月1日は2017年3月卒業予定の現・大学3年生たちに対する企業の広報活動解禁日だ。優秀な学生を獲得すべく、企業の人事・採用担当者たちは一体、どのように仕掛けていくのか。マラソンの駆け引きにも似た心理戦開始の号砲が鳴った▼決戦は昨年よりも2カ月早い6月。就活生たちはしっかりとスタートダッシュを切って、これからの就職活動を乗り越えて欲しいと切に願う。

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