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「131号」

2016/05/16

 多くの人々が楽しみにしていたであろうゴールデンウィークが過ぎ去った。今年は曜日の並びも良く、人によっては最長10連休のケースもあったと聞く。暦に目を向けると、次の祝日は7月18日の「海の日」。6月も祝日があって欲しいと願うのはいささか欲張り過ぎか▼終盤を迎えた5月7日、「東京六大学野球」の東京大学対立教大学の試合が行われた。プロ注目の東京大・宮台康平投手が強力立教大打線を5安打無失点に抑え、08年秋以来のシーズン2勝目を飾った▼東京大と言えば、六大学における唯一の国立大学で、部員は厳しい入試を潜り抜けてきた若者ばかり。他大学と違ってスポーツ推薦がないからというわけではないだろうが、昨年は94連敗という不名誉な記録も樹立した。なかなか東京大はおもしろい▼ 東京六大学野球の端緒は、1903年に始まった早慶戦。そこに明治大学を加えてリーグ戦を開始したのが14年。以後、法政、立教、東京の3大学が加わり、25年から東京六大学野球が正式にスタートしたというから、90年以上も続く伝統あるリーグ戦だ▼東京大の勝利は就職戦線に挑む就活生や大学入試に臨む受験生たちに大きな希望を与えたに違いない。

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