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「135号」

2016/09/20

 今年の夏はまさにスポーツ一色の季節だった。高校総体を端緒に、夏の甲子園、そしてブラジルのリオデジャネイロで開催されたオリンピックである。リオ五輪は金12個を含む過去最高の計41個のメダルを獲得するなど、日本列島は歓喜に包まれた▼個人的に印象に残ったのが、男子4× 100㍍リレー。100㍍走のファイナリストが不在ながら、抜群のチームプレーとバトントスで銀メダルを勝ち取った。特に、ケンブリッジ飛鳥選手がジャマイカのウサイン・ボルト選手に迫った一瞬は「もしや…」という鳥肌モノの場面だったように思う。2020年の東京五輪が非常に楽しみだ▼翻って、20年と言えば大学界では新テスト「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が導入される時期でもある。思考力や表現力をみるため、新たに記述式問題が採用される予定だと聞くが、採点時間や公平性の担保など、課題は依然として積み残されたままだ▼事情は東京五輪も同様らしい。メインスタジアムの建設をはじめ、バリアフリーの推進やテロ対策、選手の育成など課題は多い。いずれにしても願うのは、新テスト・東京五輪共にできる限りの準備を進め、成功に導いて欲しいということだ。

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