「137号」
2016/11/15
正月の風物詩「箱根駅伝」の予選会が10月15日、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地と国営昭和記念公園を舞台に開催された。有力校が続々と出場を決めていく中、87年連続90回の出場を誇る名門・中央大学がまさかの11位と失速。その衝撃的なニュースが日本中を駆け巡った▼特に今年は、高校バスケットボール界の名門・秋田県立能代工業高等学校がインターハイ予選で敗れ、最近ではJリーグの有力クラブ・名古屋グランパスがJ2に降格するなど、スポーツシーンは波乱の連続だったように思う▼気がつけば、大学入試センター試験まで残り2カ月となった。つい昨日まで暑かったのが嘘のような空気の冷え込みに、受験シーズンの到来を意識した。この寒さの中、勉強を頑張る受験生も大勢いるだろう。スポーツも受験も「絶対」ということはないと肝に銘じたい▼学校で勉強ができる人、模試の成績が良い人が入試において必ずしも合格するとは限らない。そうだとすれば、仮に志望校合格が現状厳しい状況にあっても、最後まであきらめないで駆け抜けて欲しい。やり残したことはないか、いま一度振り返りつつのラストスパートに声援を送りたい。
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