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「138号」

2016/12/14

 師走である。気がつけば年の瀬を迎え、今年の暮れも押し迫っているというが、振り返れば、選挙や政治が非常に大きな注目を集めた1年だったように思う▼公職選挙法の選挙権年齢が20歳から18歳に引き下げられ、要件を満たした高校生が7月の参議院選挙で、各地の投票所に訪れる姿が話題を集めた。11月にはアメリカで大統領選挙が行われ、共和党のドナルド・トランプ氏が民主党のヒラリー・クリントン氏を破り、次期大統領に指名された▼一方、安倍晋三総理大臣の在任期間が中曽根康弘元総理大臣を上回って戦後歴代4位となった。安倍氏よりも前は、野田佳彦氏、菅直人氏、鳩山由紀夫氏、麻生太郎氏、福田康夫氏など、おおむね1年程度で退任していただけに、少なくとも猫の目のように変わる風潮には歯止めがかかったような印象がある▼大学入試センター試験まで残り約1カ月となった。受験勉強を継続していれば、志望校合格の確率はグッと高まるはずだ。特に現役生は、この直前期にこそ実力が大きく伸長するとの指摘もある。安倍政権ではないが、やはり「継続は力なり」だと痛感する。受験生たちは最後まであきらめずに駆け抜けて欲しい。

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