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ダンボール遊具に、子どもたちも夢中 駒沢女子大学

2007/06/30

6月22日から29日に、駒沢女子短期大学において「こまじょハッピーランド」が開催された。これは、同短大の保育科の2年生が、段ボールで製作した遊具を展示し、子ども達が遊べるようにしているもの。

ハッピーランドには、くまのプーさんの家やアンパンマンの乗り物、中に潜れるくじらの模型やおでんの屋台など、子どもが喜ぶような作品が満載。作品は、子どもの勢いに負けないように段ボールを2重にして丈夫にしてあったり、飾りが引っ張られて取れないような補強や、天井に穴を開けて光が差し込むような細工など、子どもが安心して遊べる工夫があちこちに見られた。

保育の「造形」の授業の一環として、毎年恒例で行われているというが、これだけ大がかりなものを作っているのは珍しい。学生が授業時間以外の放課後なども費やして、5週間かけてつくったという作品は、非常に完成度が高く、オープンキャンパスに参加した高校生が見学した際に、この作品群をみて「自分にもここまでできるだろうか…」と不安になる生徒もいたというほど。

今年は、付属の幼稚園を含め、近隣の保育園や幼稚園から約900名の園児が同短大に遊びに来たという。おでん屋を見るなり、お客さんとお店屋さんにわかれてごっこ遊びをする姿や、大きな家にもぐって走り回る姿など、子どもたちの夢中になって遊ぶ声が同短大に響く。こうした姿を見ることで、学生にとっても学びが深まり、保育者としての意識がますます高まることだろう。

おでん屋さん


天井から光が差し込む工夫


子どもの喜ぶ内装


引っ張っても取れないように工夫

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