202号
2022/04/19
4月10日から16日までの一週間は「女性週間」だという。昭和21年4月10日に女性参政権が行使されたことを記念して、女性の自主性や地位向上を図るため、昭和24年から実施されるようになった▼高度経済成長期の時代は、企業の主な労働力は男性とされ、女性は補助的業務に従事する性別役割分担が慣行とされてきたが、昭和61年に「男女雇用機会均等法」が施行され、雇用の在り方が大きく変わった▼現代では、共働き家庭も増えて結婚や出産を経た後も仕事を継続する女性は少なくない。その意味では、女性のキャリア構築などに大きく貢献すると共に、労働人口不足の解消にもひと役を担っている。一方、女性活躍の推進に、自分の活躍の場がなくなってしまうと感じる男性が増えているとの話も聞く。〝女性活躍〞の本質は、男女関係なく平等に活躍できる機会の創出であることを再認識したい▼4月1日には、多くの令和4年度入社の新社会人がスタートを切った。新たな目標と共に不安も抱え、新型コロナウイルス感染症の感染拡大や国際情勢の混乱など、懸念材料は少なくないに違いない。誰もが安心して活躍できる平和とより良い社会の実現が待望されている。
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