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234号

2024/12/15

12月に入り、街中でイルミネーションを見る機会が増えてきた。ライトアップされた木々や建物を見ると気分が高揚するという人も少なくないだろう▼イルミネーションの始まりは16世紀、宗教革命で知られるドイツのマルティン・ルターが考案したとされている。ルターは夜に森を歩いていた際、煌く星に感動し、木の枝に多くのロウソクを飾ることでその景色を再現しようとしたという説が有力となっている。その後、白熱電球を発明したことで有名なトーマス・アルバ・エジソンが自身の発明品をアピールするために研究所の周りを白熱電球で飾り付けたことが電球イルミネーションの起源とされている▼日本にイルミネーションが登場したのは明治時代。当時は大阪や東京の勧業博覧会で盛大なイルミネーションが飾られていたという。その後は全国各地に広まり、現在ではCGの映像を建物や空間に投影するプロジェクションマッピングも広く普及し、多くの人々を魅了している▼大学入学共通テストまで残り約1カ月となった。4月からの大学生活がイルミネーションのように輝かしいものになるよう、志望校合格を目指して最後まであきらめずに駆け抜けて欲しい。

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