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236号

2025/02/16

2月の前半は平年よりも気温が低く、寒波に見舞われ、日本各地で大雪が降り注ぐなど、厳しい寒さが続いている。後半にかけては気温が上がり、春の訪れを感じることができそうと聞いて安堵した▼令和7年の「立春」は23日。二十四節気において、春の始まりであり、一年の始まりとされる日を立春と呼ぶ。二十四節気は紀元前の中国で生まれた太陽の動きに基づいた暦だが、現代の日本では、国立天文台の観測によって「太陽黄経が315度になった瞬間が属する日」を立春としている▼2月の代表的な行事と言えば“節分”だろう。3日のイメージがあるが、実際は立春の前日に行われるため、今年は2日が節分だ。昔から節分は、厄を払い新年の幸せを願う行事として日本各地で行われてきた。また、節分の夜にその年の恵方を向いて食べると、商売繁盛や無病息災で過ごせるなどのいわれがある▼気温の変化も厳しいこの時期は体調面にも気をつけたい。大学入試は佳境を迎えているが、ここまで培ってきた知識をいかんなく発揮し、無病息災で過ごすことにも力を注ぎ、試験を乗り切りたいところだ。受験生の一人ひとりに、春の訪れが来ることを心より願う。

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