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第69号(令和8年1月31日発行)俳優・宮沢氷魚さん

2026/01/31

大学時代に挑戦したからこそいまの自分がいる 勇気を持ってやりたいことに挑戦してみよう!
俳優 宮沢氷魚さん































 アメリカのサンフランシスコで生まれ、東京都で育った宮沢氷魚さん。幼稚園から高校までインターナショナルスクールに通うなど、日本語と英語の両言語が堪能なバイリンガル人材として注目を集めています。
 月曜日の夜10時から放送中のドラマ「夫に間違いありません」に出演している宮沢さんを訪ね、これまでの人生ストーリーをおうかがいすると共に、進路選択を控える高校生のみなさんに向けて応援メッセージを送っていただきました。


小学校3年生から野球一筋の生活 英語で授業を受けていた学生時代
 私はアメリカのサンフランシスコで生まれました。その4カ月ほど経過したタイミングで日本に引っ越しましたので、物心がついた時には東京で暮らしていました。
 祖母はアメリカ人でサンフランシスコに住んでいることもあり、日本ではインターナショナルスクールに入学し、幼稚園から高校まで通っていました。日本で暮らしながら学校では英語で授業を受けるという生活を送っていましたので、日本語と英語の両方を自然と身につけることができたのは、いま振り返るととても良かったと実感しています。
 また、幼少期からキャッチボールをして遊ぶのが好きだったこともあり、小学校3年生の時に少年野球チームに入り、土曜日と日曜日は野球に熱中する日々を過ごしていました。
 そして中学校に入学後は地元のクラブチームに入り、引き続き野球に没頭していました。中学時代は成長期を迎えて身長が大きく伸びた時期でしたので、成長痛によって膝が痛み、自分が思い描く理想のプレーをすることができずに苦労した時期でもありました。
 そして高校に進学後は、通っていたインターナショナルスクールの野球部に入り、勉強と部活動を両立させる生活を送っていました。
 インターナショナルスクールは日本高等学校野球連盟には加盟していないため、甲子園出場を目指すことはできなかったのですが、インターナショナルスクール同士で行われる大会があり、沖縄県で開かれた大会で2回優勝することができました。
 また、チーム内では比較的足が速かったこともあり、打順は主に1番を任されていました。ある試合で先頭打者ホームランを打つことができたのは、高校時代の良い思い出の一つとしていまも心に残っています。


卒業後はアメリカの大学に進学 夢のために帰国をして大学編入
 高校入学時から卒業後は大学への進学を考えていましたので、野球部での活動と両立して勉強にも励んでいました。日本の大学はもちろん、世界の大学も進学先の選択肢と考えていましたので、さまざまな大学を検討した結果、卒業後はカリフォルニア大学サンタクルーズ校(アメリカ・サンフランシスコ)に入学しました。入学後は大学の寮に入り、身の回りの家事に加えて勉学と野球部での活動を頑張っていました。
 私は幼少期から芸能の仕事に憧れを抱いていましたので、大学を卒業して一般企業に就職するという選択肢も考えましたが、人生は一度きりしかないので自分のやりたいことに挑戦してみたいという気持ちが湧いてきて、思い切ってアメリカから日本の芸能事務所に履歴書を送付しました。それが幸運にも担当者の目に留まり、採用されて芸能事務所に所属することになりました。
 もちろんアメリカにいては日本で芸能活動をすることはできませんので、国際基督教大学(東京都三鷹市)に編入し、モデルなどの仕事をスタートしながら大学に通っていました。そして卒業後は俳優としてデビューすることができ、現在に至っています。


ゴシップ誌ライターの天童を熱演 先の読めない急展開な物語は必見
 15日からは私が出演しているドラマ「夫に間違いありません」が放送されています。この作品は松下奈緒さん演じる主人公・朝比聖子が、夫の遺体を誤認し保険金を受け取った後に、死んだはずの夫が戻ってくるというヒューマンサスペンスです。私はこの作品でゴシップ誌のライター・天童弥生を演じさせていただいています。
 オファーをいただいた時はとても嬉しかったですし、台本を読んでみるとそのストーリーにすぐに惹き込まれ、この作品に携われることを光栄に思いました。
 演じている天童は謎が多い人物ですが、回が進むにつれて彼の過去や人間性が明るみになっていきます。思いもよらないような出来事が次々と起こっていきますので、興味のある高校生のみなさんは今後の展開を予想しながら視聴してもらえたら嬉しく思います。


目標は世界を舞台に活躍できる俳優 自分の直感を信じて進路を決めよう
 現在は俳優としてさまざまな作品に出演させていただき、充実した日々を過ごしています。今後もいただいたお仕事を一つひとつていねいにこなし、良い作品を共演者やスタッフのみなさんと一緒に作り上げていきたいと思っています。
 また、私自身日本語と英語の両方を話すことができますので、その強みを活かして、ゆくゆくは世界を舞台に活躍できる俳優になりたいと考えています。
 進路選択を控える高校生のみなさんに対しては、「勇気を持って自分がやりたいことに挑戦して欲しい」ということをお伝えしたいと思います。私も高校時代や大学時代は将来について真剣に悩みましたが、芸能界の仕事に興味・関心があったからこそ勇気を持ってチャレンジしました。いま振り返ってみても、あの時の選択は決して間違っていなかったと自信を持って言うことができます。
 若い高校生のみなさんであれば、これから先どのような未来も描くことができます。失敗することを恐れることなく、まずは自分の直感を信じて卒業後の進路を切り拓いていってください。



みやざわ・ひお
平成61994)年424日、アメリカ・サンフランシスコ生まれ。出生後、家族で日本に移住。都内のインターナショナルスクールを卒業後、カリフォルニア大学サンタクルーズ校に進学。大学在学中に日本の芸能事務所に所属することが決まり、国際基督教大学に編入して仕事と学業を両立し卒業。平成292017)年10月期のTBSドラマ「コウノドリ」で俳優デビュー。その後も数多くのドラマや映画に出演するなど、いま最も注目を集めている俳優の一人。

 

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