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産学官共同研究の成果展開催 多摩美術大学

2006/03/29

 多摩美術大学は、2006年3月21日(祝)~26日(日)に、『産学官共同研究の20年』(東京国際フォーラム)と題した展示会を開催した。

 この共同研究では、店舗や伝統工芸のデザインに始まり、電気機器や、近未来ロボットなど、実用性とデザイン性に富んださまざまなアイディアを提案している。

 今回の展示で目を引いたのは、2003年から04年に東芝と共同で行われた家庭ロボットのデザイン。ものを運んだり、掃除をしたりできる簡易ロボットだが、現在の技術では人間のような動きはまだできない。そこで、“ロボットも使いやすい”家具、棚、そして家そのものを提案した。高齢者の増える今後、ロボットにも使いやすいということは、高齢者や障害者にも使いやすいというユニバーサルな視点で作られている。

 パネル中心の展示物は約20点、実際の制作物が10点ほどならび、過去20年間の共同研究の成果が展示された。なだらかな曲線のパネルで区切られた空間で、次々と人々が訪れては、さまざまなプロジェクトに関心の目を向けていた。

 同大の展示物に関して、詳細・お問い合わせは下記まで。

多摩美術大学
042-679-5695
http://www.tamabi.ac.jp/

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