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152号

2018/02/13

 節分といえば、昨今は運が逃げないようにと恵方を向いて、無言で願い事をしながら太巻き寿司を食する「恵方巻」が浸透しつつあるようだ。元来は関西地方を中心に行われていた習慣だと聞く▼一方、定番は豆まきだと言う人も少なくない。「鬼は外、福は内」と、一家総出で鬼に向けて豆をまくイメージはなじみ深い。本来「季節を分ける」という意味である節分は、ごく一般的な2月3日だけではなく、春・夏・秋・冬のそれぞれがはじまる前日、すなわち一年に四回あるとされているのだという▼豆まきは中国から伝わった風習とされており、季節の変わり目には邪気=鬼が生じると考えられていたことから、鬼を追い払うための儀式として広まったらしい。日本では、古来より邪気を払う霊力があるとされる大豆が用いられている▼受験シーズンも佳境を迎えつつある。2月後半には国・公立大学2次試験が実施される。この時期、インフルエンザの流行はいつものことだが、受験生は特に気をつけたい。これまでの勉強の成果を発揮するのはいまを置いてほかにはない。病魔も邪気も吹き飛ばし、合格を内に引き寄せる勢いで受験本番に挑んで欲しい。合格はすぐ目の前だ。

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